バナナから生まれたソックス。シャリ感のある爽やかな履き心地。

最終更新日:2025/02/19 13:39

廃棄バナナの茎が地球を救う!

食卓の定番、バナナ。収穫後、廃棄するしかなかった茎の繊維とコットンの混紡の糸「BANANA-CLOTH®(バナナクロス)」が、綿、麻、ウール、シルクに続く〝第5の天然繊維〟として注目されています。

創業1913年、南あわじ市の老舗靴下メーカー「ユイ」では、バナナクロスの持つ素材の良さと社会的意義を皆様に伝えたく、世界で最初に取上げて靴下を製作しています。「自然なむらや、麻に似たシャリシャリとして、ドライな肌触り、高い吸水吸湿性が魅力です」と同社の吉濱幸一専務。その特徴を生かし、製品化しているのが、スポーツソックスやカジュアルソックスです。

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ユイ

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生産地の自立支援や環境保護

南あわじ市の福良港近くの本社から車で約5分。小高い丘陵地にある同社製造工場に足を運ぶと、糸特有のにおいが漂い、107台の編み機が、休む間もなく稼働していました。

「バナナ繊維という珍しさ。エコな視点(環境保護)。機能性(ドライな肌触りや高い吸水性)。まさに『地球からの贈りもの』の素材の強みを、しっかりお客様に届けたい。100年を超える老舗企業の生き残りをかけた挑戦です」

吉濱専務はこう力を込めます。

さらに靴下の特徴について「麻に似た質感に仕上がってます。サラッとしたシャリ感を持ってます。太めの糸を使っているため、肉厚で高級感もあり、通気性も良く蒸れにくい製品です」と説明する。

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冒頭の見出しにもありますように、バナナの廃棄茎が「地球をどう救う?」のかについてご説明します。

世界で年間1億5000万トンが消費されるバナナ。木ではなく多年生植物のため、バナナの収穫後の茎は、新芽を育てるために、伐採され、その廃棄量は年間約10億トンとも言われます。焼却すれば大量の二酸化炭素の排出につながり、放置すると茎の腐敗により悪臭や地下水汚染の問題が発生します。

「地球にやさしい=環境問題解消」と「人の役に立つ=地元住民の新たな収入源と生活環境改善」に向け、開発されたのが、このバナナクロスです。廃棄茎の活用のため、新しい畑も農薬も必要なく、焼却処理による二酸化炭素の排出や腐敗による土壌汚染の削減にもつながります。

廃棄茎から取り出せるバナナ繊維量は、現在で2~3%と言われます。年間10億トンの廃棄茎から算出すると約2000万トンですが、天然繊維で生産量の最も多い綿花でも年間約2600万トンですので、技術革新が進めば、バナナ繊維量は大きく伸び、世界的な人口増加(2058年に100億人と推測)による繊維資源不足に対応できるようになると期待されています



商品詳細

商品名:バナナクロス ショートソックス 

組成:バナナ繊維、ポリエステル、ポリウレタン、その他

サイズ:22―2センチ、25―29センチ

カラー:ブラック

ユイ

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[バナナクロス] ショートソックス メンズ レディース 消臭 速乾 蒸れにくい 抗菌 防臭 スポーツ ビジネス カジュアル 靴下(22-25㎝)

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販売価格:¥1,650(税込)

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