山椒ブランド「ぴりはりま」の魅力に迫る
山椒はしびれるような刺激と柑橘系特有の爽やかな香りが特徴のミカン科の香辛料です。中でも別格の存在感を放つのがブンセン(たつの市)の山椒ブランド「ぴりはりま」。粒は小さいながらも、その香りとしびれがひときわ繊細な朝倉種の山椒を使っており、料理に少し加えるだけで気分までリフレッシュさせてくれます。
ぴりはりま誕生の経緯と特徴、そして食欲をかき立てる香りの秘密に迫ります。

醤油蔵から生まれた山椒ブランド

ぴりはりまの物語は、1934年、ブンセンの前身企業である鳳商店の創業から始まります。地場産業の醤油醸造業からスタートし、戦後つくだ煮の製造を開始。その材料として山椒との運命的な出会いを果たします。1965年、青く若い山椒の実だけを使った商品を生み出しました。ここから山椒事業が本格的に動き出したのです。2007年には、地元の農業法人と協力して「ぴりはりま」の栽培を開始。2020年からは、自社の山を切り崩して農地を造成し、栽培面積を拡大してきました。生産する山椒の多くで有機日本農林規格(有機JAS)を取得しています。
収穫は1年のうちわずか3日間「幻の山椒」

品種や実の状態、製造工程など厳しい基準の元で栽培される「ぴりはりま」の中でもイチオシは、1番摘みの実だけを収穫し、風味と柔らかさをそのままに優しく炊きあげた逸品「若摘み実山椒」です。鮮度にこだわるため、収穫期は1年でわずか3日間という「幻の山椒」です。収穫前には担当者が畑に毎日出向いて状態を見極めます。収穫期が短いため、ほぼ全社員が手作業での摘み取りに参加します。
なぜ、そこまで鮮度にこだわるのでしょうか?
それは、最高の状態でお届けしたいからです。本社から数キロ以内の畑で栽培し、収穫後はすぐに工場へ。摘みたての実山椒の香りと色を残して自家製の薄口しょうゆで浅炊きして仕上げます。この徹底したこだわりとスピード感が、超若摘みならではの、爽やかな香りと際立つ風味を生み出すのです。田中智樹社長は「今までなかった新たな山椒の世界を発見していただけることは間違いありません」と力を込めます。「ぴりはりま」というブランドには、生産者の誇りと、ゆるぎない品質基準が込められています。
商品詳細
内容量 47g
原材料 山椒の実(国産)、醤油、砂糖、山椒ピューレ(山椒(国産))、食塩、(一部に小麦・大豆を含む)